焼き入れ、サブ・ゼロ処理、焼き戻しの三つの作業をワンセットで「熱処理」と呼びます。
鉄の板が道具に変わる特別な作業です。
良い熱処理が良いナイフの大前提です。
ステンレス鋼材は、特殊な真空炉やサブゼロ処理装置が必要になりますので、個人で
の熱処理は不可能に等しい困難な作業です。当工房までご依頼下さい。
シース・ナイフ | サイズの大小には関係ありません | 本 | ¥1,600 |
シース・ナイフ | ハイス鋼や一部の炭素鋼、炭素工具鋼等 | 本 | ¥2,200~ |
フォールディング・ナイフ | 1組3パーツまで | 組 | ¥2,530 |
フォールディング・ナイフ | 3パーツ以上の場合の追加料金 | 個 | ¥524 |
鋼材名をタング(柄)にマジック等で明記して下さい。
フォールディングナイフの場合、ご希望によりスプリングの硬度を低く設定できますので、お書き添え下さい。(価格は変わりません)
毎週・土曜日・午後3時迄の到着分木曜日にヤマト宅急便で返送します。
毎週・火曜日・午後3時迄の到着分日曜日にヤマト宅急便で返送します。
年末年始、GW、盆休み、月曜と木曜日が祭日に当たる場合は発送日が変更となる場合がございます。
ハイス、炭素鋼、その他特殊な鋼種の場合10~30日程度かかる場合がございます。
熱処理お引き受けに関するご注意 <Copyright by Matrix-AIDA>
① | 不明な点がある場合には、デザインを考えた段階で必ずご相談ください。銃刀法に抵触する疑いのある刃物は、原則として着払いにて返送させていただきますのでご了承ください。 | ||
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1.1 | 日本刀、短刀、剣、槍、なぎなた、太刀、銃剣、または、酷似していると認められるもの。 | |
1.2 | あいくち(合口)としての「こしらえ」の体裁になっているもの | ||
1.3 | 通称「ドス」と呼ばれているような峰がストレートなもの | ||
1.4 | 飛び出しナイフ(スイッチ・ブレード)製作用の加工がしてあるブレード及びスプリング等の部品 | ||
1.5 | バタフライ・ナイフのための加工がしてあるブレード及び部品 | ||
1.6 | ダガー(もろ刃の短剣)の刃渡り5.5㎝以上は刀剣とみなされます。 | ||
1.7 | その他常識的に判断して異常な形状、または不穏当な体裁に仕上げる恐れがあるもの | ||
② | 当社で処理できるナイフの全長は約45㎝迄です。 | ||
③ | 真空炉の中に一本ずつ、丁寧に吊るして熱処理しますので、ナイフの落下防止と熱処理の品質保持のた めにタング(柄)に2.0㎜以上の穴をあけるようにご配慮下さい。 | ||
④ | 当社で販売していない鋼材でも熱処理はお引き受け致しますが、必ず正しい鋼材名を確認、明記して下さい。 | ||
⑤ | 平面研磨済みの鋼材は問題ありませんが、黒皮(★マーク)付きの鋼材の場合は、黒皮を削り落して下さい。焼き入れ時に均一に焼きが入らない恐れがあります。 | ||
⑥ | ダマスカスと称して販売されている鋼材の中には、熱処理により剥離、焼き反りなどの起こるものがありますので、 予めご承知おきください。 |
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⑦ | 削り方によっては「焼き曲がり」「焼き反り」などが出る場合もあります。一窯で数十~百本以上の同じ鋼種のナイ フを熱処理する中で、特定の物だけに不都合が発生する訳ですから、原因は基本的には研削技術にあるものと判断いたしております。 | ||
⑧ | 片刃の刃物や包丁(薄くて幅の広いもの)には、「焼き反り」が発生しやすいことを予めご承知おき下さい。 | ||
⑨ | 熱処理後は穴あけが出来なくなり、また研削、研磨も困難になりますので、⑩を目安に仕上げて下さい。 | ||
⑩ | 熱処理前の仕上げ度 | ||
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手仕上げの場合#600~800※但し、CV-134等耐摩耗性が高い鋼種の場合は出来るだけ仕上げに近づけておく事をお勧めします。 | ||
ベルトグラインダー使用の場合 #120~240 | |||
⑪ | 熱処理に出していただく時に残していただきたいエッジの厚みは0.3~0.5㎜です。これ以上薄くなると「曲がり」の出る可能性が高くなります。また危険ですので絶対に刃は付けないで下さい。 | ||
⑫ | 熱処理ご依頼品の発送には荷物の追跡が可能な書留郵便、ゆうパック、宅配便等をお使い下さい。丈夫な段ボールや当て木をして輸送中の事故が無いよう十分な梱包をお願いいたします。 |